【遊戯王VRAINS】藤木遊作について【サイバース】

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遊戯王VRAINSが人気低迷による打ち切りによって「いつもの遊戯王」通りなら3年間放送して来年3月に終わるところを2年半で終わりになるため今月で最終回です。よく前作のせいとか言う人がいますが普通に打ち切りは今作自身のせいです。

今回は個人的に主人公がこいつじゃなかったらVRAINSもまだ見れるものになってたんじゃないかと思うくらい戦犯の藤木遊作について振り返ってみたいと思います。

復讐理由のショボさ&達成の半端さ

物語が始まるより10年前に起きた6人の子どもが半年間拉致監禁されたロスト事件というのに巻き込まれます。

遊作はその事件の後何もかもうまくいかなくなったのでハノイの騎士に復讐を始めますがロスト事件の被害者でありながら特に復讐せずとも社会復帰してるキャラが後々登場するので遊作がとてもショボく見えます。

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普通に友達と談笑して歩く風のイグニスのパートナー

次は復讐の終わり方話になります。現ハノイの騎士のリーダーであるリボルバーがロスト事件の時に励ましてくれた声の主と判明したことにより遊作が発した言葉がこちら。
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お、おう。
ちなみにリボルバーはロスト事件では遊作の恩人と言えなくもないものの現在進行形でロスト事件の首謀者の意思を継ぎハノイの騎士のリーダーとして散々やらかしてますが遊作は警察に突き出すことをせず1年目ラストでリボルバーがそのままクルーザーで逃げ出す所を爽やかな顔で見届けています。過去が良ければ今は何をしてようがどうでもいいようです。

ついでに後々の遊作にはこのようなセリフがあります。
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一見かつての復讐キャラには定番のセリフに見えますがそういったキャラは大抵復讐の虚しさを痛感した後にこの類のセリフを言いいます。
遊作にはそういった過程が全くなく実際にやったことは復讐を中途半端に終わらせて勝手にスッキリしてただけなので視聴者はついていけません。

コミュ障

ヒロインである葵に徹底した塩対応、2年目から登場した新キャラ穂村尊は同じロスト事件の被害者という境遇の一致と最初から遊作に対しフレンドリーに接してくれる上に間抜けな遊作が罠に掛かるのを身を挺して庇ってくれるなど、仲良くならない方が難しいレベルの好条件にも関わらず遊作視点では最後まで金魚のフンのような扱いでした。

1年目で復讐から解放され普通の人生を歩んで成長していくのを期待されてましたが2年目以降も大して成長しません。1年目は復讐という目標がありましたが2年目は目標を失いひたすら受け身、辛うじてAIとの共存を目標にしていましたが人間とすら仲良くなれない遊作がそんなこと言っても失笑ものですし実際に共存のためにアクションを起こすこともしないひたすら受け身な主人公でした。なぜこんなのが主人公だったんだろうか…。


Posted byatr